MESSAGE

わたしは就職氷河期の真っ只中に社会人になりました。
友人の多くが当然のように公務員を志望していた時代です。
多くの先輩が口々に社会人になったら人生は終わりだと言っていました。
あの時代の多くの若者は若者のうちに人生を諦めてしまっていたように感じています。

働きたいのに働けない

これは経験した人間にしかわからない感情だと思います。
当時のわたしの目の前には働きたいけれど働きたい仕事が地元にはないという現実が広がっていました。

そして、あれから約20年の時間が流れました。
現在、首都圏一極集中の経済構造により、都市部と地方部の経済・情報格差は当時より広がってしまいました。
そのなかで「働く」という選択肢は働き方改革や副業、起業ブームなどにより、ここ数年で今までにはない多様性を持ちはじめたように思います。

わたしが住む街での「働く」はどうでしょうか?

人手が不足している首都圏から安い料金で発注される仕事。
国がデジタル化を推進する現在でさえIT化に踏み切れない中小零細企業。
情報はいまだにタダだと思っている経営者。
企業同士が切磋琢磨し競い合うことを良しとしない既得権益者。
外部環境が全く異なるのに東京の二番煎じを堂々と行う自治体。

若者が地元を離れ東京を目指すには十分な理由が揃っています。

多くの地方都市がこの仙台と同じような課題を抱えており、首都圏一極の人口集中や経済構造によって地方で暮らしつづけることを願う若者たちには「働く」ということが簡単ではない時代が続いているように思います。

わたしたちはこの状況を打破し、子どもたちが大人になりたいと思える社会を創るために「多様な事業」と「首都圏と同等水準の給与」を創造することに挑戦します。

KSB社長

代表取締役清水 雄大

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